ADHDの治療薬"ストラテラ"のまとめ
ADHDの治療を始めたぬこです。
ADHDに使えるお薬に、2種類あることをご存知の方も多いのではないかと思います。
薬の違いや効果を始め、服薬の仕方だったり、どんな副作用があるのか知りたい方もいらっしゃるのではないかと思いまして、私の体験をベースに今回はお話を進めさせて頂きます。
( ゚д゚)ハッ!その前に…
ADHDがどんな症状なのか、私と一緒に振り返ってみましょう!
ADHD=注意欠陥多動性障害とは?
よく耳にする大枠の症状は以下の3つだと思います。
- 不注意(集中力がない・気が散りやすい)
- 多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)
- 衝動性(順番を待てない・考える前に実行してしまう)
上記のように記すと、「ああ、小学校の時にいたいた」という思い出す方もいるのではないでしょうか。
これまで、「子どもの病気」とされがちでしたが、成人患者の存在や成人ADHDの問題に注目が集まっています。
成人ADHDではどのような症状として表れているのかと言いますと、以下のような事柄が挙げられます。
-不注意(仕事上、ミスを連発する・忘れ物や失くし物が多い)
- 多動性(貧乏ゆすり・目的無く動き回る)
- 衝動性(思ったことをすぐ口にする・衝動買いがやめられない)
上記は、成人ADHDの問題の一部を紹介しました。
(その他の問題は以下に紹介しているサイトにも具体的に載っていますので併せてご覧下さい。)
とはいえ、「誰にでも当てはまりそうだから、分からない」という方は、以下のサイトのコンテンツでマンガで分かるADHD「ブラックジャックによろしく」をご覧頂くと分かりやすいかと思います。
adhd.co.jp
ADHDの原因は脳内の働きがアンバランス?
詳しい原因はまだ分かっていませんが、以下のように考えられています。
前頭前野の関連
実行機能は前頭前野とよばれる大脳の前側の部分で調節されます。ADHDの方は、前頭前野を含む脳の働きにかたよりがあると考えられています。
神経伝達物質の関連
また、脳の神経伝達物質(脳内の神経細胞の間で情報をやりとりする物質)であるドパミンやノルアドレナリンの働きがADHDの方では不足気味であることがわかっています。 これらの神経伝達物質の機能が十分に発揮されないために、ADHDの症状である不注意や多動性があらわれるのではないかと考えられています。
神経伝達物質の働き
①外で受け取った刺激の情報は神経を通して脳に伝わります。脳はさまざまなところから入ってくる情報を統合・判断し、何をするかの指令を出します。脳から出される指令の情報は、神経を通って体に伝わります。
②神経系は神経細胞がいくつもつながって構成されており、神経細胞と神経細胞の間にはすき間があります。途切れることなく情報を伝えるために、このすき間(シナプス間隙)で働いているのが、神経伝達物質です。
③脳の中にはノルアドレナリン、ドパミンなど数多くの神経伝達物質があります。
神経細胞から放出されたノルアドレナリン、ドパミンなどは、隣の神経細胞の神経伝達物質受容体に結合し、情報を伝達します。
ADHDの状態
受容体に結合しなかった神経伝達物質は、トランスポーターとよばれる取り込み口から元の神経細胞に再び取り込まれます。(再取り込み)
ADHDでは、トランスポーターが過剰に働き、ノルアドレナリンやドパミンなどの神経伝達物質を再取り込みしすぎてしまう可能性が考えられています。神経伝達物質が受容体に結びつきにくくなり、情報伝達を十分に行えなくなってしまいます。
↓
結果:ADHDの特徴である不注意、多動性などの症状があらわれます。
ADHDに効果的とされる治療薬とは?
現在、日本において認可されている薬は以下の2種類のみです。
大日本住友製薬の新しいADHD薬治験(後期臨床試験)が進んでいるようですが、まだ時間がかかるそうなのと日本で発売されるのかも不明ゆえ、現状はコンサータかストラテラの2択か、もしくは両方処方されている方もいます。
成人期におけるADHD治療では、主にアトモキセチン(ストラテラ)とメチルフェニデート(コンサータ)というお薬が使われます。
どちらも脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドパミンの不足を改善する働きがあります。
…と、言われてもなんのこっちゃ(´・ω・`)?ですよね。
どういう風に作用するのかを説明する自信は皆無です!
また他のサイトの力をお借りしまして…
ちょーっとギャグ要素が強くて、私は頭に入ってこなかった(それじゃダメじゃん?!)のですが…
私以外の方なら分かりやすいのかも(?)と勝手な憶測で、リンクしてみますね。
yuk2.net
大体真ん中より、少し上あたりからお薬の話題です。
ご覧なっていかがでしたか?
ギャグ要素多めで頭に入ってこなかったですって?!Σ(´□`;)
ザッと!なんとなくでいいんです!
実際に処方される運びとなったら医師がしっかり説明してくれますから!(他力本願なぬこ)
他にもいろんな漫画(で分かる病気や症状)が掲載されてますので、お時間あれば他の作品もご覧になれますよ。
「ストラテラ」に期待!お薬の効果とは?
私の主治医によると、「集中できるようになってミスが減る」とか、「気が散りにくくなった」とかそういう効果があるというお話なんですが…。
私はまだ、全くと言っていいほど「効果を実感」していません(;´Д`)
反対に、副作用はかなり、実感していますよ。
ストラテラは、コンサータに比べて即効性がない(←下記、コンサータのまとめに詳細あります)です。
投薬を始めた当初は、1日1回(40mg)の服用でした。
1カ月過ぎる頃、効果をまだ実感しない旨を伝えたところ、1日2回(80mg)に増量なりまして、まだ2週間過ぎなのでこれから変わるのかな?と期待しつつ服用中です。
効果が出やすい人は1カ月前後で現れるらしいのですが…私はまだまだのようです。
ストラテラが全てを解決してくれるわけではありませんが、「薬の効果をキッカケに自己コントロールする術を身に着けるべく、日々癖付けることを意識し、習慣づけることができれば"日々の困りごと"に一人で解決できるようになるよ」と言われたので希望はあります。
今までどうしてもできなかった問題に、「こうすればよかったんだ!」と気づける未来を早く知りたいものです!(*'ω'*)
ADHD治療薬「コンサータ」についてまとめていますのでこちらも併せてどうぞ。
asd-live2morrow.hatenadiary.jp
薬の効き始めや日常生活で変わったかも?と思う点が出てきたら、またまとめていきたいと思いますので、その際は宜しくお願い致します。